アニメの歴史

アニメの歴史についてのブログです。

アニメについて

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まず少しずつ変化させて描いた平面的な絵や立体的な人形を1コマごとに撮影して、これを連続映写することによって実際に動いているように見せる技法を“アニメーション”と言います。

今ではテレビやビデオ、映画などの制作にはなくてはならないものとなっています。

そして一般には “アニメーション”という言葉を略して“アニメ”と呼ばれていますが、厳密に言えば両者には違いがあるようです。

“アニメーション”というのは、背景に関しても川がずっと流れ続けていたり風が吹いていれば木々の小枝や葉がずっと揺れていたりと、動くものはすべて動かす“フルアニメーション”を指します。

“アニメ”というのは別名“リミテッドアニメ”とも呼ばれ、登場人物が動く時には背景の動きは止まっています。

アニメの種類

では次に、アニメの種類にはどのようなものがあるのか見てみることにしましょう。

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セルアニメ

まず1つ目、アニメ制作において1時代を築いたとも言われる“セルアニメ”とは、最初に透明なセルロイドに輪郭を描いた後で裏から不透明な絵の具で彩色してセル画を作製する手法です。

1990年代に入ってCGを用いたデジタルアニメに移行するまではほとんどこの方法が用いられていました。

粘土アニメ

2つ目の“粘土アニメ”は、長い年月を経てもいまだに子供に大人気の『クレヨンしんちゃん』のオープニングにも使われている手法です。

粘土を少しずつ変形させながら1コマずつ撮影して動きを作るために手軽なうえ低予算でできることから一時ブームになっていましたが、最近ではあまり見られなくなりました。

人形アニメ

3つ目の“人形アニメ”と言えば、かつて子供たちを虜にした『キングコング』や『ピングー』などがあります。

その細かな動きは見る人に「本当に生きているのではないか!」と思わせるほどで、かなりの手間をかけてパーツの取り替えを行いながら1コマ1コマを作製しています。

紙アニメ

4つ目の“紙アニメ”と言えば親しみやすさと温かさで多くのファンを持つ『スノーマン』が有名です。

これは1コマ1コマが紙に色鉛筆で丹念に描かれたもので、作者を入れても数人というわずかなスタッフで制作されたものなのだそうです。

砂アニメ

最後にもう1つ“砂アニメ”というのがありますが、これはばらまいた砂の上に指を使って1コマ1コマを描いていくものです。

かなりのテクニックを必要とするために日本でも数人しかできる人がいないと言われています。